10:00~13:00
14:30~19:00
(金・土~18:30まで)
木曜・日曜祭日:休診
東戸塚(東口)駅前
予約電話:045-824-8148
~義歯(入れ歯)治療~
当医院は義歯(入れ歯)のスペシャリストです。
長年義歯に関する研究に携わり、義歯を介して咬合崩壊の症例を数多く手がけてまいりました。
なんと入れ歯で悩まれている方が多いことでしょう!

義歯(入れ歯)で悩まれている方のお役に少しでもお役にたちたいと思います。
あきらめないで下さい!ぜひご相談ください!
義歯(入れ歯)の問題点
義歯(入れ歯)の難しさは、義歯の土台となる歯牙と粘膜のクッション性(被圧変位性)の違いをいかに調和させるかにあります。人間の噛む力は最大で人の体重(約60Kg)ほども出ます。
残存歯にバネをかけてさらに負荷をかけると残存歯牙の寿命にも影響します。
義歯の設計や型の採り方には特殊な配慮が必要です。義歯材料のたわみも問題です。
さらには実は顎の骨自体もたわんでいるのです!

右の写真は奥歯の義歯(入れ歯)の噛み合せが空いています。
しかし、患者さまは義歯(入れ歯)の具合は良いとおっしゃっています。長年にわたり、人工歯の磨耗や顎の骨の吸収が徐々に進行したために噛んでいないことに気付き難いのです。顔貌もゆがんできます。
自分であごを動かして噛むように調節しているのです。これは残存歯や顎関節を痛める原因にもなります。
不適合な義歯や、不適切な設計の義歯の使用を続けると、装着当初はそれほど問題を感じなくても、顎の骨の吸収を促進したり、残存歯の負担過重で動揺をひきおこし、長期的には不利益を生じてしまいます。
将来、義歯(入れ歯)を再製する時のために 義歯を支える(粘膜や骨などの)支持組織の状態をできるだけ現状に保っておきたいのです!
そのためにはどういう処置が必要なのでしょうか!
もう年だから?
ご高齢の患者様はよく、「私はもう年だから保険の安いのでいいよ!」とおっしゃいます。
本当にそれでいいのですか?
もう1回、しっかりと噛める生活を取り戻したくはありませんか?あきらめていませんか?
茂木歯科クリニックはたとえ、ご高齢でも健全な食生活と審美的な外観を整えることが大事だと感じています。
*最近、しっかり噛めたことがありますか?
*口元に自信がありますか?

お口がしっかりすると、顔貌はもちろん、気持ちまで若返ります!!ご高齢でもお顔がはなやぎ、おしゃれにも気をつかってきます。私たちが本当にうれしく感じる瞬間です。皆さんの生活のクオリティーをあげてみませんか?
過去に私費治療を受けたのだが?今回は?
残念ながら私費治療でも材料を変えただけの治療が多くみられます。
保険の治療法で材料を私費金属に換えただけでは、金属材料屋さんと同じです。私たちは医療機関なのです。
十分な診断と、設計、口腔条件に合わせた製作過程が大事なのです!
茂木歯科クリニックでは保険治療でもしっかりした治療を行いますが、保険治療での制約も多く、義歯の設計も材料も限られてしまい、こうしてあげたらいいいなという治療ができないことが多いのです。
無理に私費治療にすることはありません!が、過去にダメだったからという理由には賛成できません。
一度、義歯(入れ歯)の専門医の診断を受けてみませんか?
あきらめないで、ご相談ください!

総義歯の患者様の下アゴを斜め前方側面から写した写真です。骨が大きく吸収して、下アゴの土手の高さがまったく失われています!
アゴの土手が平坦で入れ歯がすべってしまい難症例です。

今まで使用していた下顎の入れ歯の裏側(粘膜と接する面)です。

おそらく下アゴの平坦な表面形態をそのまま再現したのでしょう。入れ歯の粘膜に接する面(裏面)が上の写真のように平坦で浅く、下アゴの上に乗っかっているだけの入れ歯なので入れ歯がお口の中で動いてしまい、おちつかず食べられないそうです。
(他院で作られた保険の入れ歯です)

当院が新らしく採得した予備印象。

ほっぺたの動き、お口の筋肉の動き、舌の機能的な動きを積極的に印象面に写し採っています。また粘膜、筋肉の動きに余裕のある部分はできるだけ入れ歯の辺縁を延ばして、お口の中で入れ歯の吸着と安定を図ります。
左の写真の入れ歯(保険)の形態とは異なり、立体的に義歯の粘膜形態が採得されています。
上記に下顎の総義歯の1例を示しました。
旧保険義歯の顎の土手に接する義歯粘膜面が平坦で浅いのに対して、当院予備印象の粘膜面は深く、頬や舌の筋肉の動きが精密かつ立体的に印記されて機能的な顎の形態が採得されています。
まだ診査のための型採りの段階ですが、形状と大きさの違いがはっきりとお分かりになると思います。

症例によっては多くの手間と手技、工夫、豊富な知識と経験が要求されます! ! けっして使用する材質、金属の質の違いによるものだけではないのです。 このような違いが製作の過程のすべてにかかわっているのです。
私たちは最終的に患者様の食と生活のクォリティー(質)をあげるための提案をしていきたいと思います。
総義歯(総入れ歯)の問題点

総義歯(総入れ歯)を装着した顔貌。快活で活き活きした表情にみえる。

義歯(入れ歯)をはずした老人性顔貌。鼻から下が短縮して皮ふがたるみ、しわが深くなる。快活さがなくなり寂しげに見える。審美性に欠ける。
歯には物を噛んだ時に触知し、その感覚を感じ取り、脳中枢にその情報を送る感覚センサーがあります。総義歯での問題点はその感覚センサーが欠如していることです。かわりに粘膜で感じ取り、顎関節の感覚受容器にその代用をさせていますが、その感覚は天然歯の持つセンサーとは比べものになりません。

さらに歯という義歯(入れ歯)の固定源がありません。浮動する粘膜上で義歯(入れ歯)を安定させ、咬合させなければなりません。
上下のあごの位置関係も失われているので、それも再構築する必要があります。歯周病や不適合な義歯で顎が痛めつけられて、土台となる顎の骨が吸収して失われていればさらに困難です。

メディアでご高齢の方が食事するときになると義歯をはずして食べている光景が報道されることがあります。
食は人間の生きる原点です!!最後まで人として、食の楽しみが得られるように茂木歯科クリニックは力を尽くしたいと思います!!
総義歯術前・術後の顔貌比較

術前の顔貌

総義歯の製作

義歯装着前後の側貌

義歯装着後の正面観。最高の笑顔を見せてくれました!
歯を失い顎の骨が吸収すると、頬が落ち窪み縦シワが深くなりいわゆる老人性顔貌を呈してきますが、適切な義歯(入れ歯)を装着することによって頬の落ち込みや縦シワががなくなり快活な顔貌を取り戻せることがお分かりになると思います。
もちろん咀嚼、発音機能も改善されて毎日の生活のクオリティー(質)が向上します。
顎の骨の吸収

健全歯列の顎の骨の厚み(例)

歯を失うと歯槽骨は吸収します。
不適切な義歯は吸収をさらに助長します!

管理を怠るとここまで吸収は進行します。当院では予防、咬合の管理、患者様一人ひとりに適切な補綴物のご提案をしていきます。
上記のように歯を失うと、歯を支える歯槽骨(アゴの骨)は委縮、吸収します。
顎の骨は入れ歯やインプラントの土台になる大切な基礎部分です。最後まで快適な食生活を営めるようできるだけ保全していくことが大事です。もちろん、歯周病を放置しても患歯の廻りの周囲骨は吸収します。予防と管理が大事なのです。


上顎の土手(骨)は大きく吸収して後方に退縮。上下のアゴの位置関係が逆転してしまっている。

ここに歯を並べると前歯が前方の突出し、極めて不安定な入れ歯になってしまうことはテコの原理からも明白で難しい症例になる。
まだ使える、もったいない、、入っていればよい、抜歯もイヤと 不適合、不適切な義歯(入れ歯)を使い続けたり、 保存限界歯を放置すると、その結果、大きな代償を支払うことにもなります。 将来をも考え、お口全体を考えた補綴、義歯設計、診療計画、お口の管理が必要です。
部分庄義歯(部分入れ歯)
部分床義歯(部分入れ歯)の土台となる歯牙(支台歯)と顎の粘膜部分とは、被圧変位性が大きく異なります。
粘膜というクッションの上と、沈下量の少ない支台歯で入れ歯を支えるのですからかなりの配慮が必要です。
支台歯にかかる負担も考慮に入れて義歯設計、型採り等を行う必要があります。
患者様の装着感、審美性、着脱のしやすさ、清掃性等も考慮します。
使用する材料のタワミ、厚み、異物感、人工歯の種類、耐摩耗性等なども予後に大きく関与します。

保険義歯例

金属庄義歯例
金属部は薄く感覚に優れ、タワミも少なく支台歯にやさしい上に熱伝導にも優れています。

模型改造印象
(歯と粘膜の被圧変位を考慮して別々に型取りした特殊印象)
そのためには支台歯の連結補強、義歯設計にそった維持装置の配置に合った歯冠形態の修正、対合歯の補綴等をあらかじめ行っていくことが必要になります。
ただ、今ある間隙に入れ歯を入れるだけではけっして機能的で予後の良い義歯(入れ歯)を入れることはできません。
そして一番大事なのは患者様自身のホームケアーだということを忘れないでください。

顎の骨も歯と一緒に挺出します。
入れ歯を入れるすき間がありません!

フェーボウトランスファー
顎位の記録

顎位の記録から咬合器を調整
症例について
(自然でリアルな歯肉を再現した機能的な審美義歯)
噛み合わせ治療
噛み合わせが悪いと頚椎や背骨の歪み、変形につながり、肩の凝り、腰痛、顎の痛み等に影響します。 (犬の実験では片側の歯を抜歯して噛めなくすると、最後には歩けなくなってしまいます。)
もちろん顔貌にも影響してします。口角は歪み、左右の目の大きさも変わってきます。
噛み合わせ治療顔を右(左)に向けてみましょう右(左)の歯だけがぶつかりませんか?
首を右(左)に傾けても同様です。
日常のちょっとした習慣でも噛み合わせに影響していることがわかりますね。
そうした習慣の積み重ねが貴方固有の噛み合わせを造って行きます。
そうすると普段の姿勢も噛み合わせに影響していることがわかります。

噛み合わせ症例 1)

左側(黄色)で噛もうとしても反対側で干渉(赤)して噛めません。肩こりも強いようです。

噛み合わせを咬合調整しました。奥歯でも噛めるようになりました。見た目にはきれいな歯並びでしたが・・
噛み合わせ症例 2)

左の顎が痛くて、動かしにくい。前月まで他院に通院してた患者様。

顎を動かすと最後方歯が干渉します。治した歯の調整が不足してました。ちょっとしたことで微妙ですね。
噛み合わせ症例 3)

美味しい食事はあきらめてます。入れ歯では噛めません

高齢だからと、あきらめないで!まず、お口の清掃から始めましょう。

咬合が回復。信じてよかった。笑顔も回復(90才)
顎関節症とは
顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれています。 顎が痛い、口が開きずらい、関節雑音(クリック音)などの症状があります。
治療法は顎に負担がかかる生活習慣(ほお杖、うつ伏せ、管楽器の演奏、偏咀嚼等)を改めることが重要です。
その上でお薬の服用、噛み合わせの診査、咬合調整、物理療法やスプリント療法等を行います。
また、ストレスや歯軋り、喰いしばり、精神的な原因による場合もあります。
さらにこうしたことが長く続くと関節円板という顎の関節のクッションとなる軟骨の変形や変性、転位や関節頭そのものの表面が吸収、変形して粗面となってジャリジャリしてしまうことにもなりす。 まず、自分でセルフケアーをしてみましょう!

1.「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」(TMDマントラ-顎関節症呪文)
 「歯を接触させない」と暗示をかけ、仕事場、机等にメモを貼っておきましょう。
 夜、就寝時にも数回、唱えながら寝るようにしてみましょう
2.急性期をすぎたら痛くない程度に顎をゆっくりと上下、左右に運動しましょう。
3.硬い食物など顎に負担をかけないようにしましょう。
4.大きなあくびは慎みましょう。
5.正しい姿勢を意識しましょう。
6.就寝時には、枕を低いものに変えましょう!
7.10時12時15時18時など日中でも時間を決めて、今どういう噛み合わせをしていたんだろう?喰いしばっていなかったかな?とふりかえってみましょう。(認識療法)
 日中でもストレスなどで無意識に喰いしばって顎に負担をかけていることが多いことが分かっています。

日中、アゴがリラックスしている時は上下の歯が接触していないのが正常なのです!!
人は1日の内で、生理的に歯を接触している時間は20分程度だそうです。もし、日中24時間歯がず~と接触していたとするとアゴ関節や歯の支持組織、筋肉に大きな負荷をもたらし、様々な病的症状を引き起こすでしょう。
多くは歯を接触していること、噛みしめていることが癖、習慣になってしまっているのです。(TCH:Tooth Contact Habit)
噛みしめていることを自覚した時には、アゴをリラックスさせ、息を吐いて肩の力を抜くように心掛けるようにして下さい!
これが習慣となれば徐々に歯を接触させなくなるといわれています。
歯軋り、喰いしばりについて

(咬合診査)


起きている時と寝ている時では歯の接触は全く違った様相を示すことがあります。
歯軋りは家の人に指摘されたりして分かることが多いのですが、なかなか自分では気が付きません。
まして無意識の喰いしばりはほとんどの人が自覚することはありません。
よく考えると朝、。歯が浮いた感じがする。歯の咬耗が強いなどから判断されます。
喰いしばりは、就寝中以外でも日中にストレスから仕事中に無意識に行っていることもあります。
こうした行為は歯や顎の骨、顎関節にダメージを与え、歯周病や顎関節症につながっていくことが多いのです。知覚過敏や頭痛、肩こりになる人もいます。
原因としてはストレスや心因性によるものが多いとされますが、習癖、噛み合わせの異常によってもおこります。残念ながら根本的な治療法はまだありません。一時的に治っても再発することが多いのです。

対処療法としては歯型に合うマウスピースを作り、歯を保護したり、歯軋り音を防止します。噛み合わせの異常に関しては明らかな咬合干渉部は咬合調整により削合、磨耗部は修復して治します。
矯正治療、心療内科の受診を勧める場合もあります。
喰いしばりは無意識に行っていることが多いので、まず自覚することが大事です。
実はかなりの人が喰いしばりを行っているのです。
その上で前項のセルフケアーの1と7を実行してみましょう。
すなわち

1.「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」(TMDマントラ-顎関節症呪文)
 「歯を接触させない」と暗示をかけ、仕事場、机等にメモを貼っておきましょう。
 夜、就寝時にも数回、唱えながら寝るようにしてみましょう。
 (馬鹿にしないでやってみましょう。歯軋り、喰いしばりに効果があります。)
7.10時12時15時18時などに時間を決めて今、どんな噛み合わせをしているかな?喰いしばっていないかな?上下の歯が接触していなかな?と自分で振り返ってみましょう!(認識療法)

是非お試し下さい!これだけで改善した患者さんもいるのですから!
義歯(入れ歯)/噛み合わせ治療症例
これまで当クリニックで行ってきた義歯(入れ歯)/噛み合わせ治療の中でも代表的な症例を、写真付きでわかりやすく紹介しています。


▲ページ先頭へ▲